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カルビーポテトからpH基準超す酸性水流出

 帯広市別府町のカルビーポテト帯広工場で今月上旬、水質汚濁防止法の基準値を超える酸性の処理水が半日にわたって排出されていたことが19日、分かった。

 同社や十勝総合振興局によると、4日夕から5日朝にかけて、同法に基づく排水基準の水素イオン濃度値(pH)5・8~8・6を下回る、酸性度の高い水が誤って排水された。発覚時のpHは3・7で、水量は計637立方メートルに上った。処理水は水路を通じて河川に流れ出た。これまでに下流域で漁業被害や影響は報告されていない。

 工場内で出た廃水のpH値を自動で中和するシステムの操作ミスが原因。同社は、システム改修などの再発防止策を盛り込んだ報告書を同振興局に提出し、「漁業者の皆さんなどにご迷惑をおかけし、大変申し訳ない思い。再発防止を期していく」としている。(安田義教)

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