オンラインでレッスン 広尾ジャズスクール
【広尾】広尾町を拠点に活動する小、中、高校生のジャズバンド「広尾サンタランド・ジャズスクール」が、札幌の講師とオンラインで結びレッスンを実施した。新型コロナウイルスの収束が見通せない中、今後は現地レッスンとオンラインを併用して活動を継続することにしている。
今年に入り新型コロナが全道的に拡大し、同スクールも2月以降の活動がすべて中止に。生徒たちの技術を向上・維持するため、代わりにオンラインレッスンを企画した。
レッスンは5、6の両日に実施。同スクール生12人のうち9人が1人1時間ずつ、ビデオ会議システム「Zoom(ズーム)」を活用して札幌のサックス奏者小野健悟さん(49)とつながり、指導を受けた。
今年からドラムを始めた広尾小2年の石原亜門君(8)は、自宅でレッスン。小野さんが指定したテンポでメトロノームに合わせて正確にリズムを刻む練習に取り組んだ。
石原君は「みんなで練習していて分からなかったけど、1人で(指導を)受けたらよく分かった」と話していた。
同スクールでは「コロナで練習が制限を受ける状況でも、子どもたちの練習意欲を維持したい」としている。(石原秀樹通信員)