「寅」の焼き物ずらり 来年の干支の縁起物 新得町陶芸センターで販売
【新得】来年の干支(えと)にちなんだ、しんとく焼の「寅(とら)」の置物が出来上がり、新得町陶芸センター「狩勝窯」(町屈足緑町1)で販売されている。
同窯が縁起物の置物作りを始めて29年目。今年も年明けから型作りに入り、8月下旬から窯焼きし、素焼きに順次絵付けを施して丁寧に仕上げた。
裃(かみしも)、トラの置物(イエロー、ホワイト、焼き締め)の4種類合わせて250個を作った。陶芸指導員の田中良教さん(39)は「かわいらしい置物に仕上がった。実物を手に取ってほしい」と話す。
1個800円から。同センターのほか、JR新得駅構内のアンテナショップ「新得ステラステーション」などで販売している。町のふるさと納税の返礼品としても使われる。
例年、11月中旬に開かれる陶芸センターまつりはコロナ禍の影響で、中止が決まっている。問い合わせは同センター(0156・65・2034)へ。(佐々木健通信員)