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帯広出身レスラー葛西さん描く 映画「狂猿」インタビュー

プロレスの中でもさらに過酷な「デスマッチ」に身を投じ続ける葛西さん

 帯広出身のプロレスラーで狂猿(きょうえん=クレイジーモンキー)の異名を持つ葛西純さん(46)=プロレスリングFREEDOM所属=のデスマッチでの闘いと復活を描くドキュメンタリー映画「狂猿」が、シネマ太陽帯広(帯広市西3南11)で上映されている。古里での上映を前に、葛西さんに思いを聞いた。(大木祐介)

 -自身の半生が映画になった。
 いいところも悪いところも含め、ありのままの姿を撮ってもらった。リング上の葛西純しか知らないファンにとって、自分の意外な部分を見てもらえる、リアルなドキュメンタリーになったと思う。

 川口潤監督は撮影中は存在を消して、まるで背後霊のようだった。おかげで自分も「カメラが回っているから」と、いいところを見せようとするようなこともしなかった。

 -全国ではすでに上映されている。そのことで変化は。
 映画を見た人を中心に(プロレスの)興行への問い合わせが増え、チケットが完売したこともある。映画の影響のすごさを改めて感じた。

 映画化はうれしい一方、ここで満足して落ち着いてはいたくない。もっと上を見て、上に行きたい。映画はその起爆剤のようなものとしても見ている。

 -満を持して十勝での上映となる。十勝の皆さんに一言。
 生まれ育った帯広の地を飛び出し、東京でレスラーになった男を知ってもらういい機会。帯広(の出身者)にはこんな変わった人がいる。デスマッチという異質なものがこの世の中にあることを、映画を通じて知ってもらえたらと思う。誘い合わせの上、見に来てもらえたら。

<かさい・じゅん>
 1974年帯広市生まれ。帯広西小、帯広第二中、清水高校卒。98年にレスラーデビュー。プロレスの試合形式の一つで「凶器あり、反則なし」というデスマッチの世界で、現在まで長年トップに君臨。「デスマッチのカリスマ」と称される。

シネマ太陽帯広で
■映画「狂猿」

 シネマ太陽帯広で10~22日に上映。16日までは午前9時20分、午後1時45分、同8時45分の1日3回。PG12指定(小学生以下の鑑賞は保護者の助言・指導が必要)。

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