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映画「僕が飛びはねる理由」 17日から帯広で期間限定上映

映画のチラシを手に来場を呼び掛ける小川代表

 映画「僕が跳(と)びはねる理由」が17日から23日まで、帯広市内のシネマ太陽帯広(西3南11)で公開される。自閉症を抱える作家東田直樹さん(千葉県)が13歳の時に執筆し、世界各国でベストセラーになった話題作の映画化。

 放課後等デイサービス事業所を運営する一般社団法人「青鳥舎」(帯広市、小川洋輝代表)が当初、自主上映を企画。配給元のKADOKAWAに問い合わせたところ、「シネマ太陽帯広で上映してはどうか」と計らいがあり、同映画館が呼び掛けに応えた。

 東田さんは人と会話が成り立ちづらく、文字盤を指して会話する。映画は、世界30カ国以上で出版され117万部を超えるベストセラーとなった、東田さんによる同タイトルのエッセーが原作。世界各地の5人の自閉症の子どもたちの証言から、彼らの世界の見え方を映す。

 また、自閉症者の内面がどう行動に影響するかを、映像や音響を駆使して再現。自閉症者が感じている世界を疑似体験し、普通とは何かという疑問をさまざまな角度から見つめる。

 ジェリー・ロスウェル監督。上映時間などは同映画館のホームページで。小川代表は「本を読み、書かれていた思いの数々に衝撃を受けた。行動の意味を『なんでだろう?』と考えることは大事だと思うし、映画を通じて関心を持ってもらえれば」と話している。(松田亜弓)

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