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閉店のダイイチ壱号店に感謝 名門共栄会が菓子贈る

長年の営業に感謝し、佃店長(左)に菓子を手渡す萩会長(中央)と関口副会長

 今月末で63年の歴史に幕を下ろす帯広市内の「ダイイチ壱号店」(西1南10)に対し、周辺飲食店でつくる名門通り共栄会(萩史之会長)は22日、菓子を寄贈し、長年の営業への感謝の気持ちを示した。

 共栄会は同店から、主催する名門夏まつりへの無償協力など長年、支援を受けてきた。この日は萩会長(田五作)と関口勝生副会長(十勝乃長屋内のてんかつ)が同店を訪れ、佃正博店長にスタッフ21人への菓子を手渡した。

 萩会長自身、経営する店の食材や、主催するパークゴルフ大会の景品の多くを同店で仕入れてきた。「閉店は大変残念。長い間、まちなかで営業し続けてくれて感謝している」とし、佃店長は「申し訳なく思っているが、閉店まで全力で営業したい」とした。

 壱号店は1958年、道内初のセルフ式スーパーマーケットの帯広フードセンター(当時)の本店として開店。運営するダイイチ(帯広)は2019年にも一度、閉店の方針を出したが、中心部の飲食店団体などの要望を受け、「当面営業を続ける」とした経緯がある。ただ、コロナ禍で状況が好転せず、閉店を発表した。(佐藤いづみ)

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