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四季の喜び写真集に 94歳林松美さん 2冊目を出版

カメラを手にし続けて約半世紀。2冊目の写真集完成を喜ぶ林さん

 写真を撮り続けて約半世紀になる帯広市の林松美さん(94)=フォトクラブ昴(すばる)会員=が、2冊目の写真集「四季と歩む」を出版した。十勝の四季と自然を捉えた約40点を収録。「表紙を筆頭にいい出来になっている」(林さん)と、渾身(こんしん)の一冊に笑顔を見せている。

 林さんは1927年帯広生まれ。旧国鉄で保線業務に当たり、85年まで勤務。写真は44歳ごろに始め、所属する写真団体ニッコールクラブでは昨年、50年永年継続表彰を受けた。

 「第12回<しあわせ>フォトコンテスト」(2019年、全日本福祉写真協会主催)でメーカー賞などの受賞歴がある。現在も自宅の畑で花の写真を撮り、2カ月に1度ほど管内での撮影会にも参加している。

 写真集は2008年出版の「出会いの瞬間」以来13年ぶり。長い月日がたち、自身と同じく家族も高齢化する中、「外出の機会は減っても、家族のみんなに喜んでもらえるものを残したい」と2冊目の制作を思い立った。

 今回の写真集はタイトル通り、地元の四季と自然をテーマにした一冊。色鮮やかな花畑や紅葉、雪景色が織りなす直線的あるいは丸みを帯びたラインなど、目を引くモチーフと構図の作品にあふれている。

 林さんは「制作に当たっては、工藤正志さん(フォトプラザ910社長)にも写真を選んでもらい、いい一冊ができた」と完成を喜んでいる。10冊制作し、うち1冊は帯広市図書館に寄贈の予定。残りは家族に配った。(大木祐介)

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