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ワクチン接種ブースを院長が手作り 清水

自作の接種会場で「不安軽減につながれば」と話す前田院長と木村師長(右から)

 【清水】前田クリニック(町南1)の前田憲志院長(62)が、院内の新型コロナウイルスワクチン接種スペースをDIY(自分で家具作りや修繕などすること)で改装した。木のぬくもりにあふれる手作りの空間が、被接種者の不安を和らげている。

 同院は町内の個別接種会場の一つで、前田院長の往診日の水曜を除き、土日曜も含め1日当たり24人(7月から土曜は36人の予定)の接種を担っている。当初、接種ブースを仕切るために段ボール製のパーテーションが町から支給されたが、避難所を連想させる雰囲気がワクチン接種の不安を助長すると判断。前田院長が日曜大工の腕を生かして改装することにした。

 医院に併設された元住居で、接種会場となる前は職員の休憩室として使用していた20畳ほどのスペースを改装した。ホームセンターで調達した木材を使って六つのブースを設け、床には4色に塗り分けた木を敷いて明るい雰囲気にした。被接種者は座ったまま診察から接種、経過観察まで受けられる。ブースのうち一つは車いすでも使える広さを確保した。

 各ブースにはカルテや、経過観察時間を計るためのタイマーを置ける棚を設ける細かな気配りも。山で拾ってきた木を加工したオブジェを飾ったり、柱を加工して巣穴から顔をのぞかせるモモンガを表現するなど、遊び心も取り入れた。木村恭子看護師長(58)が描いたパステル画も入り口や各ブースに飾られて、空間を和らげている。

 5月の連休明けから診療の合間に作業を進めてきた。凝り性の前田院長にとって完成はまだ先というが、今月から一般高齢者の接種会場として使用している。

 前田院長は「痛みや副反応などに対する不安もあると思う。少しでもリラックスしてもらえれば」と話す。(丹羽恭太)

関連写真

  • 木村師長が描いた絵と、木の枝で作ったオブジェ

    木村師長が描いた絵と、木の枝で作ったオブジェ

  • 柱から顔をのぞかせるモモンガ

    柱から顔をのぞかせるモモンガ

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紙面イメージ

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