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育ててきたサケの稚魚放流 帯広第八中の自然観察少年団

網に入れた稚魚を放流する生徒(石垣さん提供)

 帯広第八中学校の「自然観察少年団」は、同校敷地内で育ててきたサケの稚魚約5000匹を近くの用水路に放流した。大きく成長して地元の川に無事戻ってくることを願った。

 生き物に興味のある生徒でつくる同少年団は、36年前から毎年、学校敷地内の観察小屋で人工授精させた卵をふ化させ、「こどもの日」の市民放流祭(とかち帯広サケの会主催)に向けて稚魚の世話をしている。

 だが、今年の放流祭は新型コロナウイルスの影響で2年連続で中止となり、生徒だけで静かに放流することになった。

 4月27日、生徒たちはウツベツ川につながる用水路で、網に入れた5センチほどの稚魚を放した。サケの会の千葉養子会長代行や、活動を指導してきた石垣章さん(帯広)らが見守った。

 生徒たちは「コロナ禍でいつものような放流会はできなかったけど、石垣さんたちのおかげで貴重な体験ができた」と笑顔。千葉会長代行は「生き物を育てた体験を今後の人生に生かしてほしい」と話した。(高田晃太郎)

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