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帯広で珍鳥「ヤツガシラ」を目撃 愛鳥家が撮影

帯広で観察されたヤツガシラ(玉井さん提供)

 全国的に珍しい渡り鳥の「ヤツガシラ」が10日、帯広市大正町内で観察された。

 サイチョウ目のヤツガシラは全長約28センチ。白と黒のしま模様の羽が特徴で、頭には大きく広がる冠羽(かんう)がある。十勝では春の渡りの時期(3~5月)に、「旅鳥」としてまれに見られる。

 市内在住の玉井孝明さん(72)が同日、大正町内を自動車で走行中、道路脇の草地で発見した。野鳥の撮影が趣味で、この日も被写体を探していたところだった。ヤツガシラを目撃するのは初めての経験で、「何も見つからず帰る途中だった。大興奮した」と振り返る。

 玉井さんは翌11日にも同地区を訪れ、地面で餌をついばむヤツガシラを発見。とっさにカメラを構え、夢中でシャッターを切ったという。

 日本野鳥の会十勝支部の室瀬秋宏支部長は「十勝にも飛来記録があり、運が良ければ見られる。繁殖地のロシアへ北上する際のルートだったのかもしれない」と話している。(石川彩乃)

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