広陽小リコーダークラブ 合奏と重奏でW金賞
帯広広陽小リコーダークラブ(松崎紅愛部長、部員13人=大会当時)が、リコーダーの全国大会「第42回全日本リコーダーコンテスト」(全日本リコーダー教育研究会主催)の重奏と合奏の2部門で金賞に輝いた。同クラブの全国金賞は両部門とも初めてで、今大会の合奏部門での金賞は同クラブが唯一。
動画審査形式で行われた1月の「第35回全道リコーダーコンテスト」(北海道リコーダー教育研究会主催)小学生の部に参加し金賞を受賞。全国大会へ駒を進めた。全国大会も動画審査形式で行われ、3月に帯広市内のとかちプラザ・レインボーホールで演奏し、動画を収録した。
同クラブは7年前に活動を開始。全国大会出場を目指し、放課後に週3回ほど集まり、練習に励んだ。昨年の全道大会でも両部門金賞を受賞し、全国大会への出場権を獲得したが、新型コロナウイルスの感染拡大で大会は中止に。全国出場はかなわなかった。
重奏部門は、オーディションを勝ち抜いた松崎部長、寺岡仁菜さん、松崎萌花さん、瀬口由依さんの6年生チーム(当時)が出場。寺岡さんは「去年は出場できず悔しい思いをしたので、今回こそと思って挑んだ」、松崎部長は「全員で合わせて演奏する部分は、リズムが乱れないように気を付けた」と振り返った。
合奏部門には、クラブメンバー全13人で出場した。合奏曲で最初のソロを担当した森美月さん(6年)は、家でも毎日練習し、録音して聞き返すなど熱心に取り組んだという。森さんは「今までの練習の成果が出せた」と笑顔だった。
4月末から新体制となり、今年度も全国出場を目指して練習に励む予定。全道大会での演奏動画は、YouTube(ユーチューブ、合奏曲、重奏曲)で視聴できる。(石川彩乃)