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「鳥せい」家庭で味わって 門外不出の味付け肉 福原が販売

鳥せい味付け肉のパック商品と山口さん。「品切れになる日も少なくない」という

 スーパーマーケットチェーンの福原(帯広市、福原郁治社長)は、十勝のソウルフード「鳥せい」の門外不出の味を家庭で楽しんでもらおうと、パック入りの鳥せい味付け肉を商品化し、一部店舗で販売を始めた。数量限定のため、入荷直後に完売することも多く、今後は製造量を増やす考えだ。

 商品は「鳥せい 味付若どり」。若鶏のモモ肉・300グラムを、店内で食べる炭火焼き、「から揚げ」と同じ味付けで加工している。

 そのままフライパンで焼いて炭火焼き風で味わったり、片栗粉をまぶして油で揚げて食べる。通常タイプと、札幌地区のグループ店「チキンペッカー」の辛口味付の2種類。1袋598円(税別)。

 鳥せいチェーンに味付け肉を供給する鳥せい商事(清水町)の協力で、味付け原料を特別に仕入れた。JA十勝清水町の子会社「十勝清水フードサービス」(同)に袋詰めを依頼し、昨年12月に商品化した。

 鳥せい商事はこれまで、チェーン店以外に下味肉は供給せず、鳥せいブランド商品の共同開発に関する誘いも断ってきた。

 創業者の門脇和行顧問は「(福原側から)熱心なオファーを受けた。商品を通じて改めて鳥せいの味を思い出してもらい、来店につながれば」と話す。

 福原は昨年秋から「オンリーワンプロジェクト」として、地産地消につながるこだわりの商品の開発や販売を進めており、今回は第1弾。商品部の山口淳一食肉課バイヤーを中心に企画し、商品化にこぎつけた。

 清水町と、帯広市内の大型6店で週2回、木曜と土曜日に計300パックを販売している。近く複数工場制とし、販売量を増やす予定だ。

 担当役員の鷲平雅保常務は「完売が多く、予想以上の反応。良質で地産地消につながり、福原だからこそ買えるものを今後も供給したい」としている。(佐藤いづみ)

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