太陽が3つに分身 市内で幻日(げんじつ)目撃
太陽から少し離れた位置に明るい光が見える現象「幻日(げんじつ)」が10日午後、帯広市内で発生し、市民がカメラに収めた。
幻日は雲の中の氷の結晶に太陽の光が当たり、屈折することで見られる現象。発見したのは市内の自営業上田秀樹さん(47)。同日午後1時40分ごろ、住まいのある市内大正町で犬の散歩をしていたところ、南の空に光を確認し、撮影したという。上田さんは「太陽の片側に1個光がある状態のものは見たことがあるが、2個あるのは初めてだった」と話す。
帯広測候所によると幻日は「日中に太陽が出ていて、かつ上空の空気が湿っているなどの条件がそろえば確認できる可能性がある」としている。(大木祐介)