十勝毎日新聞 電子版

Tokachi Mainichi News Web

道内初の木造4階建て社屋を建設 FURUTA

木造4階建ての新社屋のイメージ図

 住宅メーカー「住計画FURUTA」(帯広市、古田義貴社長)は、帯広市西6南9で木造4階建ての新社屋を建設する。同社によると、木造4階建ての社屋は道内で初めて。古田社長は「木造は強度が弱いと思われがちだが、中高層も建てられることを示したい」と話している。

 現社屋(帯広市西19南2、鉄骨造3階建て、延べ床面積約1000平方メートル)が築35年以上が経過し、建て替える。新社屋は木造4階建て、延べ床面積は約400平方メートル。災害に強い建物とし、太陽光発電施設や蓄電池も備える。春に着工し、年内の完成を目指す。完成後は見学会も開催する。

 木造建築物をめぐっては一般的に「耐用年数が短い」「地震に弱い」などのイメージが強い。ただ、同じ重さで比べた強度は鉄やコンクリートより強く、現存する世界最古の木造建築の法隆寺は築1300年以上が経過している。

 同社は地域林業の発展や技術継承の観点で、現在は民間の木造建物のみを手掛け、木造建築の普及に力を入れている。古田社長は木造のメリットについて断熱性の高さ、温かみのある建物、建築コストの低減、税制面の優遇などを強調、「木造の良さを知ってほしい」と話している。

 古田社長は動画共有サイト・YouTubeに「FURUTAチャンネル」を開設。“工務店ユーチューバー”として、家づくりの考え方や注意するポイントを動画で配信している。新社屋4階には、十勝のユーチューバーが使えるスタジオも設ける。(津田恭平)

更新情報

歴舟川こいのぼり、今年は400匹 見学の園児歓声 大樹

紙面イメージ

紙面イメージ

4.19(金)の紙面

ダウンロード一括(139MB) WEBビューア新機能・操作性UP

日別記事一覧

前の月 2024年4月
1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30

十勝の市町村

Facebookページ

記事アクセスランキング

  • 昨日
  • 週間
  • 月間

十勝毎日新聞電子版HOME