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十勝の冬空で今年初の飛行訓練 陸自第5旅団

悠々と流れる十勝川を眼下に飛行する「UH-1」。遠くにうっすらと日高の山並みが見える

 陸上自衛隊第5旅団(司令部帯広、広恵次郎旅団長)の第5飛行隊が12日、今年初めての飛行訓練を行い、1年間の航空安全を祈った。

 訓練には地上業務も含め隊員約50人が参加した。ヘリコプター「UH-1」3機が帯広駐屯地内の十勝飛行場を飛び立ち、帯広や芽室、鹿追などの上空を約40分間、翼をそろえて飛行した。

 窓からは大きな白い壁のようにそびえる日高山脈や、悠々と流れる十勝川の流れがくっきりと見えた。

 訓練の途中で広恵旅団長が無線で訓示し、「公私を問わず今年の目標を定め、それに向かって一日一歩、日々努力することを期待する」と述べた。

 同飛行隊は災害時の人員・物資空輸のほか、山岳遭難の救助や山火事の消火などに活躍している。隊員は年間90時間以上の飛行訓練を積むという。(高田晃太郎)

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