十二支の庭飾り一堂に 帯広の松井さん宅、今年で制作は最後に
帯広市西16南1の松井英成さん(76)宅の庭先に十二支をモチーフにしたアート作品が飾られ、地域を明るく彩っている。2009年から制作し、13年目を迎えたが、今回で制作は最後とし、これまでの力作を一堂に飾っている。
松井さんは妻の絹子さん(73)と共に毎年、えと飾りを制作。夏はペットボトルの風車を作り、趣向を凝らした飾りが地域の名物になっている。
今年はえとの「丑(うし)」にちなんで「赤べこ」を制作。板を切り抜いて作り、首振りの仕掛けはバネを使った。赤べこは疫病よけの縁起物ともされ、新型コロナウイルス収束の願いを込めている。
歴代の作品も並べ、新年を祝うかわいらしい動物たちが勢ぞろいした。
夫婦で作った力作を前に「各年の思い出がよみがえってくる」と松井さん。コロナ収束や東京五輪成功を願い、「これまで見ていただいた方々への感謝も表している。13年間、ありがとうございました」と話している。
展示は15日ごろまで予定している。(松田亜弓)