ジュエリーアイスうちわでPR、新たな観光素材に 豊頃
【豊頃】町観光協会(大谷友則会長)は十勝川河口で真冬に見られる十勝川の氷「ジュエリーアイス」の観光売り込みに力を入れている。真夏の8月から冬を見据え、うちわを作製。町内や帯広市内の観光客が立ち寄る拠点に配布してPRしている。
ジュエリーアイスは地元では、当たり前となっている光景で注目度はあまり高くなかったが、2、3年前ぐらいから道内外の写真家らに注目を浴びた。地元では観光素材として新たな名物になるとみている。
うちわは1200枚作製。表にジュエリーアイスの写真を載せた。夏の暑さをうちわの風だけでなく、見た目にも涼しさを感じてもらう狙いもある。うちわ裏面には豊頃を代表するイベントを紹介。「とよころ夏まつり」(8月6日)、「とよころ産業まつり」(9月11日)、「CROSS COUNTRY豊頃町ササダ沼MTB大会」(10月9日)、「大津港大漁まつり」(12月4日)など今年の開催日入りで列挙した。
うちわ配布場所は、町内では、とよころ物産直売所や、はるにれの木の休憩所など。帯広市内ではJR帯広駅内の観光案内所やホテルなど。同協会事務局を務める町企画課の山崎勝巳商工観光係長は「広告媒体として、うちわは夏にぴったりで、氷の写真なので手に取ってもらいやすいと思う。夏場から冬の観光をPRしたい」と意気込む。
(関坂典生)
<ジュエリーアイス>
豊頃町大津の十勝川河口の太平洋岸に打ち上げられた十勝川の氷の塊。日光を浴びて輝く氷は神秘的。1月下旬から2月下旬までに見られる。
豊頃町大津の十勝川河口の太平洋岸に打ち上げられた十勝川の氷の塊。日光を浴びて輝く氷は神秘的。1月下旬から2月下旬までに見られる。