デスティネーション十勝が冬のグランピング 1人30万円の商品に2組4人が参加
アウトドア観光事業を展開するデスティネーション十勝(帯広、山井太社長)が企画・販売する旅行商品「デスティネーショングランピングウインターシーズン」が、18~20日の2泊3日の日程で、スノーピーク十勝ポロシリキャンプフィールド(帯広)などで行われている。経済的に余裕がある層がターゲットで旅行代金は1人30万円。初日の18日は初となる参加者2組4人が、冬の十勝のキャンプを満喫した。
プログラムは冬のアクティビティーがふんだんに盛り込まれ、ツアー中は専属のガイドが同行する。18日は、十勝ポロシリキャンプフィールドで馬そりなどを楽しんだ。
夕食は十勝ヒルズ(幕別)のシェフがキッチンカーで調理し、テントの中でマンガリッツァ豚をふんだんに使ったコース料理が振る舞われた。キャンプ場にはテントの中に薪(まき)ストーブをしつらえた「テントサウナ」も設置され、参加者が暖を取っていた。
札幌の松田沙希子さん(31)は母の美紀子さん(60)=留萌管内羽幌町=を連れて参加。馬そりについて沙希子さんは「馬が一生懸命そりを引いていて興奮した」、美紀子さんは「昔を思い出して懐かしい気持ちになりました」と楽しんでいた。
19日は熱気球のフリーフライトやタウシュベツ川橋梁(きょうりょう)、ワカサギ釣りなどを楽しみ、ぬかびら源泉郷(上士幌)に宿泊する予定。
札幌から参加した川崎貴憲さん(44)は「冬のキャンプは初めてで見るもの全てが新鮮」と堪能していた。共に参加した東さえこさん(46)は「(札幌とは)別世界でよその国に来た感じ」と感想を話していた。
同プログラムは3月6日出発分まで参加が可能で、2週間前の予約が必要。申し込み、問い合わせは同社(0155・66・6191)へ。(川野遼介)