きゃりーさんに歓声 TOKACHI ALIVEに4千人
25日に帯広市内の北愛国交流広場で開かれた野外音楽フェスティバル「TOKACHI ALIVE」は、同日午後から「きゃりーぱみゅぱみゅ」ら豪華なアーティスト5組が登場し、集まった4000人の観客を魅了した。
正午すぎに始まったメインステージ「SHIRAKABA」に登場したのは、ロックバンド「BLUE ENCOUNT」、「TRIPLANE」、「サンボマスター」、山崎まさよしさんとKANさんによるコラボユニット「YAMA-KAN」、「きゃりーぱみゅぱみゅ」の5組。
各バンドが人気の楽曲で盛り上げ、会場の興奮を誘った。「YAMA-KAN」はKANさんの「愛は勝つ」、山崎まさよしさんの「One more time,One more chance」などを披露し、名曲で観客を酔わせた。
最後を飾ったきゃりーさんが「北海道をイメージした」という白と黒の衣装を身にまとい登場すると、会場の盛り上がりは最高潮に。ヒット曲「にんじゃりばんばん」、「ファッションモンスター」など、アンコールを含む10曲を披露。観客は振り付けに合わせて踊り、一体感あるステージに会場に笑顔が広がった。十勝の有名な食べ物を問いかけるきゃりーさんに、「豚丼」「インデアンカレー」などの声が客席から飛び、「空港の中で食べられるかな」と返すなどトークでも沸かせた。
市内の会社員松元隆明さん(34)は「地元でこうしたフェスが開催されるのは念願だった。また機会があれば来たい」と笑顔。萩原一宏実行委員長(萩原建設工業専務)は「天候が心配だったが、途中から雨も上がり良かった。お客さんも喜んでくれて、十勝の魅力も発信できたのではないか」と話していた。(中島佑斗)
「フェス飯」人気
会場内では地元の飲食コーナーも設けられ、盛況だった。串焼きやホットドッグ、藤森商会のインデアンカレーなどの「フェス飯」が並び、昼すぎには各ブース前に行列が。DJブースでは9組のDJが代わる代わる音楽を流し、雰囲気を盛り上げた。
市内の会社員石井菜々子さん(26)は大樹町の夢がいっぱい牧場のハンバーガーを食べ「軟らかいお肉でとてもおいしかった」と話していた。(中島佑斗)