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芽室町の長谷さんと森さん 全国書道コンクールで最高賞

表彰式では最高賞を代表してスピーチにも臨んだ長谷さん

 【芽室】「第51回全国書道コンクール」(国際書道協会主催)の毛筆部で、芽室町の長谷玲希さん(芽室小学校2年)と森夕茉さん(芽室中学校2年)が最高賞に選ばれた。学生の部では小・中学生の各学年から1人ずつしか選ばれない栄誉。2人は「結果を聞いてびっくりした」「驚きと感謝の気持ちでいっぱい」と受賞を喜んでいる。

 同コンクールは幼児、小学生、中学生、高校生、一般の各部門で行われ、上位には最高賞、特別賞、特選が贈られる。今年の出品総数は9412点。

代表スピーチも
 長谷さんは半紙いっぱいに「ゆみ」と書いた。月例の課題「ゆめ」を練習する中で「ゆ」をたくさん書き、筆運びが上達。指導する藤田杉影(本名澄子)さんと共に「ゆ」から始まる言葉を幾つか練習し、納得の作品が仕上がった。

賞状などを手に最高賞受賞に笑顔を見せる森さん

 8月30日に札幌市教育文化会館で行われた表彰式では、学生の部の最高賞受賞者を代表してスピーチもした。

 書道を始めた理由や周囲への感謝を述べ、「緊張したけど言いたいことは言えた」と笑顔。藤田さんも「教室を20年くらい開いているが、スピーチは初めて。本当に素晴らしい」と目を細めた。

 長谷さんは「最近は漢字も書き始めた。今度は硬筆でも最高賞を取りたい」と意気込んでいる。

自宅でも練習
 森さんはかな書道で、俳人・日野草城の一句「をさなごの ひとさしゆびに かかるにじ」を題材に選んだ。森さんが小2の時から教えている伊藤淡遊(本名美恵子)さんは「普段から静かに黙々と書くタイプ」と話す。

 新型コロナウイルスの影響で教室が休みでも、森さんは自宅で練習を重ねていたという。

 かな書道は小学6年生から始めた。森さんは「運筆のリズム、線の流れを取るのが難しい」といい、「このような賞を頂けたのは丁寧に指導してくれる伊藤先生のおかげ」と感謝の気持ちを伝えた。「教室に通うのが楽しい。これからもずっと続けていきたい」と話す。(細谷敦生)

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