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日本製紙クレインズのチーム存続へ署名5万筆を突破

ホッケークリニックで十勝の子どもたちを指導するクレインズの選手ら(2016年、帯広の森アイスアリーナ)

 今季限りで廃部となる、アイスホッケーアジアリーグに所属する日本製紙クレインズ(釧路)のチーム存続に向けた署名が、10日で5万筆を超えたことが分かった。ファン有志が立ち上げた「氷都くしろにクレインズ存続を願う会」(寺山博道代表)が1月に活動を始め、わずか2カ月余りで多くの賛同が集まった。十勝管内でも多くの署名があり、関係者は17日の署名活動終了に向け、さらに力を入れている。(折原徹也)

 全国で活動するファンからの郵送分などがまだ届いていないことから、同会はさらに総数は増えると予測している。集まった署名は28日、釧路商工会議所(栗林定正会頭)に請願書と共に提出する。

 同会はチーム存続に向けた活動を「69年間、釧路とともに歩んできたクレインズが存続し、釧路のファンはもちろん、同じくホームチームとして捉えている十勝のファンの夢や希望や憧れであり続けるため」と位置付ける。クラブチームとして存続するには課題が山積するが、「十勝の企業のサポートも含め、道東一丸で支える体制づくりと、しっかりとした運営組織の確保が急務」と捉える。

 署名活動は年明けから始まり、十勝でもちびっこアイスホッケー幕別大会の会場(幕別中グラウンド)で児童の保護者らに呼び掛けるなど続けてきた。会を立ち上げた一人で副代表の宇野和哉さん(幕別)は「身近に憧れの選手がいて間近でプレーを見ることは、子どもたちにとって、夢を実現するための手本や目標になる。“オリンピアンの町”を掲げる幕別町が良い例」と話す。

 クレインズのメンバーは釧路市内の小学校で親善大使を務めるなど、地域に密着。十勝でもアイスホッケークリニックや少年団などでスタッフや選手が指導しており、宇野さんは「十勝の子どもたちが、今後もチームとつながりを持っていけるようにとの思いもある」としている。

 同会は署名活動終了後も存続のための活動を継続していく。

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