2022年9月号

特集/十勝の秋はお外が楽しい!

てくてく名店さんぽ(34)「写真工房」

写真のプリントがメインだが、遺影の製作や色あせたカラー写真の修復など、写真に関する幅広いサービスをしている。「写真やプリントについて何でも相談を」と岡田良博代表

写真プリントで地域文化を支える
 「誰しもがとっておきの写真をスマホに残していると思います。ぜひそれをプリントして部屋の壁に飾って」と、写真プリント専門店「写真工房」代表の岡田良博さんは熱っぽく話す。30年前に帯広市内のカメラ店から独立開業。以降、カメラやスマホの進化で写真プリントを取り巻く環境は激変したという。

 岡田さんは「今はみんながカメラ(スマホ)を持ち歩ける時代。シャッターチャンスを逃すことなく撮影できる。そのデータをプリントすればそれは作品であり、アートであり、インテリアにもなる」と語る。今は光沢紙、クリスタル、マット系と、印画紙は限られているが、今後はもっと表現の幅が広がるだろうと写真プリントの未来を見据える。

 地元の写真家、戸張良彦さん、浦島久さん、岩崎量示さん、浅井美紀さんらの写真集、作品展にも関わってきた。自社でできない大型サイズの作品のプリントは東京の業者に発注するが、撮影者の写真に込める思いや意向、希望などを忠実に伝えるのも重要な仕事のひとつだ。写真家たちのコーディネーターとして、写真文化を支えている。

店内にはミニギャラリーも。得意客が定期的に自身の作品を展示している

浦島久さんの「ジュエリーアイス」、岩崎量示さんの写真集「タウシュベツ橋梁」など、岡田代表が作業協力した作品


<写真工房>
帯広市西17条北2丁目16(北1線沿い)
Tel:0155・33・1430
営:8時~19時
休:日曜、年末年始


てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2022年7月号より。