2022年12月号

特集/冬こそアイスクリーム!

隠れた名著、教えます~BOOK(32)「きみとぼくがつくるもの」

 両親が本好きで、私は推理小説や短編集などを好んで読んでいました。今は親となり、子どもと一緒に読書を楽しんでいます。

 今回お薦めする「きみとぼくがつくるもの」は、未来へ歩き始めるすべての子どもたちに向けた一冊です。誰もが成長し、いつか親元を離れ自身の人生を歩んでいく。その先に待ち受ける喜びや悲しみとどう向き合っていけばよいのか、生きるためには何が必要か。親から子へ伝えたい思いを、愛情あふれる言葉でつづった絵本となっています。

 作品内で、父は娘の心のよりどころを与えたいと計画します。現実でも親は子どもに多くのものを与えたいと思っているはず。でも実際には、子どもの方からたくさんもらっているのだと日々実感しています。

<きみとぼくがつくるもの>
オリヴァー・ジェファーズ著
ほるぷ出版
1,760円

◆教えてくれた人
岡書 西帯店 吉田紘佑さん
書店員となって13年目、十勝にある同系列店で接客の基本を学ぶ。現在は岡書西帯店でチーフとしてスタッフをまとめる傍ら、絵本と文具コーナーも担当。


<岡書 西帯店>
帯広市西21条南3丁目38-11
Tel:0155・36・1100

隠れた名著、教えます~BOOK
十勝管内の書店に教えてもらった名著を紹介するChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2022年6月号より。