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2021年10月号

特集/やっぱりたまご

てくてく名店さんぽ(21)「FARMER’S(ファーマーズ)」

店内には手作りのテーブルや棚、キッチンなどのほか、花瓶や植木鉢などのガーデニング雑貨がズラリ。ホームセンターとは一味違うオシャレな雰囲気で彩られている

アンティークになるまで使用して
 「家の中にいてもアウトドアの感覚を創造したい。自然に溶け込む家具に愛着を持ち、長く使ってほしい」と語るのはファーマーズの山田新治代表。1994年、32歳で脱サラし、帯広市内に輸入家具店を創業。入荷するまでに時間がかかることもあり「自分で作っちゃえ」と、18年前に工房を備えたオーダー家具とガーデニング雑貨の店を現在地に移転開業した。

 道立帯広高等技術専門学院で木工技術を学んでおり、家具製作はお手の物だ。お客さんから注文をいただく中で「どういったテイストの家具を求めているかを見極める。技術だけではなく感性も大切」と話す。さらに、機械を使うのは最小限で、ほとんどが手作りのため、「今でも5カ月ほど待ってもらっている」と、時間がかかってもいいもの、納得できるものにこだわる。

 量販店の家具より値は張るが「ワックスを塗るなど、手入れをすれば長く使えるし味わいも深まる。アンティークになるまで代々使い続けていただきたい」。自分に合った唯一無二の家具。その素晴らしさを唱えている。

初夏のこの時期に人気が高まるガラス容器を籐(とう)で巻いた花瓶。籐とガラスの調和が涼やかな雰囲気を醸し出す

1994年に国道38号線沿い(帯広市東7南4)にオープンした店舗。この当時はカナダからの輸入家具の販売が人気を博していた


<FARMER’S(ファーマーズ)>
音更町すずらん台南町1丁目6
Tel:0155・30・1367
営:10時~18時
休:火曜、第3月曜


てくてく名店さんぽ
帯広や十勝の町の名店を紹介する、Chaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2021年6月号より。
※撮影/辻博希。写真の無断転用は禁じます。