地域と人をつなぐ十勝の生活情報メディア

2021年9月号

特集/本日、寿司気分

Chai法律相談(147)「子供が熱を出しがちだけど仕事を休みにくい」

【質問】
子供が熱を出しがちだけど仕事を休みにくい。

 保育園児の子供がいます。よく風邪をひいて熱を出すため、そのたびに通院や看護のために会社を休まなくてはなりません。看護だけで年次有給休暇を使い果たすのも残念ですし、何より繁忙期などは心苦しく、会社にも言い出しにくいのが正直なところです。何か看護のための休暇制度はないのでしょうか。※質問・回答はChai編集部の責任でまとめています。

【回答】
子の看護休暇制度があり、時間単位の取得も可能です。

 小学校就学前の子を養育している労働者(雇用形態等による例外があります)は事業主への申し出により、1年度で5日を限度に、子の看護休暇を取得できます。就学前の子が2人以上の場合は、限度日数は10日に増えます。

 これは、子育てをしながら働き続けられるようにとの趣旨で法定された労働者の権利なので、事業主はこの休暇申出を拒否することはできません。ですから、ご相談者も遠慮することなく看護休暇の申し出をして下さい。また、看護休暇の性質上、急な利用が多いため、申し出方法は当日の電話などの口頭で構いません。看護理由にも制約はなく、単なる風邪による発熱でも問題ありません。令和3年1月1 日からは、時間単位での取得も可能になりました。もっとも、法律で定める以上の具体的な制度設計は各事業主に任されているため、勤務先によって有給か無給かが異なるのが現状です。この制度に関連した助成金もありますので、積極的な看護休暇制度を定める事業主が増加することに期待したいですね。

今回の回答にご協力いただいたのは
[岩田明子 弁護士]

事務所/弁護士法人岩田法律事務所
帯広市西4条南1丁目18
Tel:0155・67・7785


※質問・回答はChai編集部の責任でまとめています。

<法的トラブルで困ったら>
◆[釧路弁護士会・法律相談センター]
毎週木曜13時30分~16時30分、釧路弁護士会帯広会館(帯広市東8南9)、料:1件30分以内5,000円、完全予約制(Tel:0154・41・3444、9時~17時)
◆[「法テラス」連絡先]Tel:0570・078374(通話料全国一律3分8.5円、平日9時~21時)
※一定条件で無料相談も。
◆[Chai法律相談・誌面回答]
Fax:0155・21・0102、〒080-8688 住所不要、「勝毎Chai法律相談所」あて

Chai法律相談
十勝管内の弁護士が法的トラブルについて答えてくれるChaiの連載です。

※フリーマガジン「Chai」2021年3月号より。