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松橋農場代表取締役 松橋泰尋さん

 “つなぎ”にレインボーのアフロウィッグで登場した松橋さん。札幌出身。夜の世界を経て、結婚を機に愛する奥さんの実家を継ぎ、更別の農場の4代目として新規就農した。2014年、帯広の街中に「農家バル FOOD BABY」を開業。デカイ話と革新(イノベーション)が大好きで、その実現のために自らの命を使っていると話す。

 農家バルは日本の農業界を変えようと始めた。ひとりでは変えられないので、最初は15人の農家仲間と提携しスタート。今ではその数が86人にまで増えた。次は福祉と農業をコラボし革新を起こす予定だ。施設やデイサービスにいるおばあちゃんたちに、売り物にならない安価な野菜でおいしい漬物をつくってもらい、それを2017年までに商品開発してNYのブルックリンで提供する。和食ブームにも乗って「漬物ムーブメント」を起こし、ストリートカルチャーを変えたい。その根底には日本文化への誇りがある。松橋さんの話は優しさに溢れている。

 何のため誰のための革新なのか。世の中になく実現可能か。考えたらノリでやってみる。失敗したら反省し、また考えるを繰り返す。ないものを生み出すには、妄想や想像を形にすることが大事だ。そのために、常に新しい人と知り合って新しい情報や知識をインプットし、ひとつのモノゴトを考え続ける。たとえば「健康」をテーマで革命を起こすなら、医学界でなのか、精神的な豊かさに重きをおくのか、食で健康を支えるのか。そこから実現できそうなことを選ぶのは、人と知り合いヒントや情報、知識を得ることなしにはできない。健康マニアのお姉さんや大学病院の教授、サプリメント開発会社の人など、いろんな仲間を集め、意見を出し合ってもらう。その中に必ずヒントがある。それにエッジを立たせ尖らせていく。

 会場で革新事業を約束しようと決めて臨んだ松橋さん。2018年までに「肌がツヤツヤする美容商品」の開発を約束した。実現が楽しみだ。


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