知床

流氷ノロッコ号

観光地としての知名度も高い知床と、網走監獄などで知られる網走を結ぶ観光列車「流氷ノロッコ号」。車窓からは、オホーツク海に接岸する流氷、国の天然記念物に指定されている猛禽類のオオワシ、国内希少種のオジロワシ…。乗車すれば世界遺産の雄大な自然が織り成すパノラマを満喫できる。

雄大な自然のパノラマ満喫

2005年に世界遺産として登録されたオホーツク管内の知床。観光地としての知名度も高い知床と、網走監獄などで知られる網走を結ぶ観光列車「流氷ノロッコ号」。車窓からは、オホーツク海に接岸する流氷、国の天然記念物に指定されている猛禽類のオオワシ、国内希少種のオジロワシ…。乗車すれば世界遺産の雄大な自然が織り成すパノラマを満喫できる。 展望用の車両は、外の景色を見渡しやすい対面席がない木製のベンチ席と、景色を眺めながら会話を楽しめるボックス席の2種類が配置されており、人数に応じて好きな座席を選べる。車内には暖を取るとるために用意された昔懐かしい「だるまストーブ」が置かれており、車内販売のスルメをあぶって味わうこともできる。また、途中立ち寄る北浜駅は、故高倉健さん主演の映画「網走番外地」などのロケ地としても知られるスポットだ。海岸沿いにあるため、天気が良ければオホーツク海越しに網走市街まで広く見渡すことができる。

1990年に運行を始め、2015年には1万2千人が乗車した。大勢の観光客を楽しませ続けた「流氷ノロッコ号」だが、各方面からの惜しむ声を受けつつ、牽引するディーゼル機関車の老朽化や、赤字が膨らみ続ける維持費などを背景に、2016年2月限りで廃止となった。

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Access

流氷ノロッコ号

知床斜里駅~網走駅間
運転日:1月30日から2月28日まで毎日。1日2往復。
運 賃:片道840円(子供半額)
2016年2月28日 廃止

斜里町へのアクセス

帯広から斜里町まで約220キロメートル。車で約4時間。

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