コロンとしたフォルムにナイフを入れると、想像以上のふんわり感に高揚する。加えて生クリームにバナナ、チョコレートの組み合わせは、魔性的だ。
車好きの店主熊谷誠さんが2003年に開店し、圧倒的なボリュームの〈ふわふわオムレツ〉は、パスタやピザをしのぎ今や看板メニュー。でも、なぜオムレットではなくオムレツ? レシピは友人である東京プリンスホテルの元シェフと一緒に考え、フランスのモン・サン=ミッシェルにあるレストランの有名なオムレツがイメージだとか。「粉類を抑えて卵のメレンゲが主なので」と、配合もオムレツに近いのが理由なのだ。
全卵2個分の卵白と卵黄は、それぞれ丁寧に泡立てる。道産小麦粉や生クリーム、グラニュー糖を加え、直径約20㎝のフライパンを使って弱火でじっくり焼くこと20分。漂う卵と砂糖の甘く懐かしい香りは、素材のよさの証しだ。
シンプルなだけにソースやフルーツなどアレンジも自在で、「好みのトッピングがあれば参考にするので声をかけて」と熊谷さん。新たなメニューにも乞うご期待。
「テークアウトも人気! 電話受け付けもOK」熊谷 誠さん
〈ふわふわオムレツチョコバナナホイップ〉1,058円。軽い口当たりの生地はクリームとの相性がいい。バニラアイス(129円)などトッピングは13種
ハーフサイズはお得な〈ドリンクセット〉(864円)がおすすめ。
自慢のエスプレッソを使用した〈ティラミス〉は甘さ控えめの大人味