Chaiおでかけスイーツ部

老舗店の銘菓。温もり感じる焼き菓子

 広尾町に、120年続く菓子店がある。

 オーナーパティシエ上田敬一さん(59)は、1898(明治31)年創業の上田商店、上田菓子店から続く5代目店主。高校卒業後、滝川市や東京の有名菓子店で腕を磨いた。店内には受け継いだ味も含め、ケーキや焼き菓子など和洋合わせ100種以上が並ぶ。

「菓子を通じて地域へ恩返ししたいですね」と話す上田敬一さん

 中でも、「瓦」という意味のフランス焼き菓子「チュイル」は看板商品だ。卵や砂糖、薄力粉、バターなどを混ぜた生地を薄く天板にのばして焼き、手で型に押して丸みをつける。香ばしさに加え、どこか温かく素直な味を作りだしているのは、やはり人。オリジナルの配合から1枚1枚の焼き具合の確認まで、すべて上田さんが行う。カボチャやゴマ、ココナッツなど6種あり、「食感の違いも楽しいよ」と薦めてくれた。

 菓子づくりのこだわりを尋ねると「ないよ」とにんまり。「自分がおいしいと感じて、みんなが笑顔になるものを作るだけ。お菓子には魔力があるからね」。すてきなこだわりだと思う。

カボチャやゴマ、アーモンドの〈チュイル〉は各10枚入り810円。10月~6月限定、色とりどりのチョコレートもかわいい

ファンが多い〈あんドーナツ〉580円は3代目が考案。

バタークリームのミニケーキ〈プチフール〉10個1,230円、15個1,830円

Patisserie UEDA(パティスリーウエダ)

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