子どもたちに走り方のこつを伝える福島さん(28日、幕別札内北小学校で。塩原真撮影)

元オリンピック選手の福島千里さん 札内北小で走る楽しさ伝授 幕別

 【幕別】幕別町の応援大使で陸上競技五輪3大会連続出場の福島千里さん(37)が28日、幕別札内北小学校(西田茂生校長)を訪問し、5年生45人を指導した。児童らはトップレベルの技術を習得しようと、福島さんの動きや言葉の一つ一つに注目した。

目線や姿勢助言
 町と町教委が主催。町内の子どもたちと町出身スポーツ選手の交流を通し、スポーツへの興味・関心を深めることを目的とした「アスリートと創るオリンピアンの町創生事業」の一環。

 福島さんは、2人組になってハイタッチをし、股をくぐる運動や、回転しながら走る練習などを指導。「目線を真っすぐにし姿勢を前にして、手を振ることが大事」と助言した。また、スタートでは前足に重心を乗せるように伝えた。

 その後、20メートル走のタイムを計測。子どもたちは伝授されたことを試しながら好タイムを連発した。石川絆さんは「腕をちゃんと振って走ることができた」と笑顔。有働玖一(きいち)さんは「走ることが楽しいと思えた。スピードスケートをやっているので、練習に生かしたい」と刺激を受けた様子だった。福島さんは「走ることが楽しいという気持ちを忘れずに、大人になっても続けてもらえれば」と話した。(大健太郎)


元オリンピック選手の福島千里さん 札内北小で走る楽しさ伝授

大 健太郎

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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