アザラシ家族の“晩ご飯”の様子を観察する来園者たち

いつもと違う動物の姿に興味津々 おびひろ動物園で「よるの動物園」 27、8月2、3日も

 おびひろ動物園(渡邊誠克園長)で26日、動物たちの夜の姿を観察してもらおうと、閉園時刻を午後9時に延長する「よるの動物園」が始まった。来園者たちは、日が沈んだ動物園で、いつもとは違う動物たちを興味深そうに観察した。

 通常午後4時半までのところを延長し、日中には見られない動物たちの姿を観察できる機会として毎年この時期に開催している。

 この日は、午後6時半ごろから親子連れらが続々と来園。夜行性のビーバーやフクロウの仲間のトラフズクが活発に動き回る姿や、厩舎(きゅうしゃ)内でくつろぐばん馬などを見て回った。遊具はライトアップされ、子どもたちの笑い声が響いた。

 子ども3人を連れて訪れた帯広市の林中郁美さん(41)は、「よるの動物園で動物たちの普段とは違う様子を子どもたちに見てもらえたらと来園した」と話し、長男の春馬さん(帯広豊成小6年)はアザラシの夜の食事の様子を見て、「飼育員さんとアザラシの絆を感じた」と写真に収めていた。

 よるの動物園は27日、8月2、3日にも行われる。(近藤周)


いつもと違う動物の姿に興味津々 おびひろ動物園で「よるの動物園」

近藤 周

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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