園内を回って動物を観察する子どもたち(27日午前10時半ごろ)

おびひろ動物園が7日ぶりに再開

 20日に起きた園内観覧車の整備作業事故を受け、臨時休園していたおびひろ動物園(渡邊誠克園長)は27日、動物展示エリアの営業を再開した。動物の姿を見ようと家族連れなどが訪れ、園内を散策していた。

 この日は通常通りの午前9時に開園し、来園者がお目当ての動物に向かった。天候にも恵まれ、アザラシやフラミンゴなどの姿に来園者が「かわいい」などと歓声を上げていた。

 市内の安田美直子さん(42)は息子の仲麿ちゃん(3)、地慧(ちさと)ちゃん(1)と来園。仲麿ちゃんは「ライオンがかっこよかった」と笑顔を見せた。安田さん親子は年間パスポートで年間7回ほど同園を訪れているといい、「時間が空くと子どもたちを連れて来られる場所。きょうは開いていて良かった」と話した。

 同園は、安全管理点検を行った上で、動物展示エリアの再開を決めた。遊具については全面運休を継続しており、再開時期は未定。渡邊園長は「ご不便やご心配をおかけして申し訳ない。そうした中での再開で、足を運んでいただいて非常にありがたい思いでいっぱい。今後もぜひ動物をご覧いただきたい」と語った。(菊地青葉)


おびひろ動物園が7日ぶりに再開

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菊地 青葉

十勝毎日新聞社 編集局 医療・福祉グループ

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