小林さん(左)の手本を見ながら元気いっぱいに踊る子どもたち

保育所歌「わっかの子」振り付け完成 上士幌

 【上士幌】上士幌町学童保育所の高瀬悟史所長が作詞・作曲した保育所歌「わっかの子」の振り付けが完成した。町出身のフィットネスインストラクターの小林鈴菜(幕別町在住)さんが手掛け、歌詞に合わせて誰でも気楽に踊れるように、親しみやすく仕上げた。3月に町生涯学習センターわっかで初お披露目し、子どもたちが手本を見ながら、楽しく踊った。(大健太郎)

児童40人お披露目
 「わっかの子」は、高瀬所長が昨年5月、同センターで思い思いに過ごす子どもたちが大人になった時に、思い出すきっかけになればと制作。子どもに親しまれている保育所歌をさらに体になじんで、踊りを楽しんでもらおうと、小林さんに打診した。

 ゆったりとした曲調に合わせて、手で大きく円のポーズを表現するほか、拳を高く突き出して、ジャンプする動きを表現。仲むつまじい様子を伝えるために、一緒に手をつなぐポーズも取り入れた。小林さんは「何回も繰り返せばすごく簡単」と話す。

 3月上旬に町生涯学習センターわっかで開かれたお披露目会には、児童約40人が参加。上士幌小3年(当時)の田中風花さんは「最初は難しかったけど、楽しく踊れた。うまくなりたい」と話した。同じく当時3年の松下桜さんは「歌詞に合わせて、考えたアイデアが振り付けになってうれしい」と笑顔を見せた。

 高瀬所長は「歌とダンスを通じて、郷土への愛着を深めてほしい」と期待を寄せる。今後、発表会などの開催を検討している。

保育所歌「わっかの子」振り付け完成 上士幌


大 健太郎

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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