帯広市消防団(宮坂寿文団長)は7日午前、市内のよつ葉アリーナ十勝で、地域防災に当たる消防職員・消防団員の士気を高め、1年の無火災を願う伝統行事「出初め式」を開いた。集まった消防団員ら341人が分列行進し、帯広鳶(とび)土工事業組合(和田信仁会長)の鳶職人が伝統芸を披露した。
全13分団の団員と消防職員が意気揚々と分列行進で入場した後、宮坂団長が「いつでもどこでも何があっても命を守り抜くこと。国家・国民・道民・市民のためにも、自らの安全を守りつつ全力を尽くさなければならない」と訓示。来賓の米沢則寿市長らが式辞・祝辞を述べ、功労者を表彰した。
終わりに同組合に所属する鳶職人が高さ6・4メートルのはしごの上で、手足を組み替えて技を繰り出す「はしご乗り」などを行った。団員や観客から大きな拍手が送られていた。(菊地正人)