【芽室】芽室町のメムロスキー場(中美生)で13日、2年ぶりにリフトに搬器(座席)を取り付ける作業が行われた。14日には点検作業が行われ、再開に向け着々と準備が進められている。
今季運行する第1リフトのA線、B線に合わせて202基の搬器が取り付けられ、スキー場らしい風景が2年ぶりに新嵐山に戻ってきた。
14日の点検作業には、今季のスキー場運営を担うまちのミライ(札幌市、三上大勝社長)の社員や、めむろシニアワークセンターからのスタッフなど8人が集まった。
索道技術管理者の指示の下、搬器に120キロの重りを載せて運行に問題ないか確認したり、座席の傷が付いた部分をテープで補強したりしていた。
メムロスキー場の総支配人を務める、まちのミライの川端祐貴さんは「リフトの動きに問題はなく、冬に向け無事運行できそう。古いリフトのため、さびが目立つ部分は塗り直したい」と話していた。11月下旬からは、人工降雪機を稼働してゲレンデの下地造りを始める。オープンは12月25日の予定。
旧運営会社の破綻に伴って昨シーズンは休止だっただけに、今季のメムロスキー場オープンへの期待は日に日に高まっている。(近藤周)