木目調の壁にグリーンを設置し、専門学校では珍しい吹き抜けの構造の実習室(塩原真撮影)

まるでサロン…北海道理容美容専門学校帯広校が内覧会

 来年4月に開校する北海道理容美容専門学校帯広校(原井信幸校長)の内覧会が5日、帯広市西3南8の同校で開かれ、管内外の理美容関係者が新校舎を見学した。原井校長は「サロンのような空間で学び、十勝から流行を生み出せる人が生まれれば」と期待を込めている。(高井翔太)


まるでサロン…北海道理容美容専門学校帯広校が内覧会


 同校は2年制で、1学年50人(理容科10人、美容科25人、ビューティー&ヘアメイク科15人)を募集する。3階建ての校舎(延べ床面積約1081平方メートル)は、理容、美容、ビューティー&ヘアメイクの三つの科の教室がそれぞれ2部屋ずつ設けられている。1階のガラス張りの実習室は、専門学校には珍しい吹き抜けの構造。ジャズなどの音楽が流れ、サロンにいるような空間だ。

 2階に上がる階段は、奥行きがあるように見えるデザインを取り入れた。教室は白を基調とするが、廊下や多目的スペースは高級感を出すため床と壁面にダークグレーを使った。少人数の理容科の教室は開放感を持たせるため、外からは見えにくいガラスを使ったつくりにしている。

 特徴的なのは、3階の人工芝を敷いたテラスだ。昼食などで学生同士が交流しやすいように設けた。今後ベンチやパラソルを設置する。見学に訪れた札幌市で美容室を経営する50代男性は「立派で素晴らしい。(実習で使う椅子などの)台数が確保されており、教育が進みそう」と感心していた。

 現在定員の8割ほどの希望者がおり、オープンキャンパスも実施している。

 来年2月には市民も来場できるヘアショーを予定している。
オープンキャンパスで使われている美容用品が並ぶ2階の多目的スペース
仕切り壁を取り払い実習でも使用できる教室
奥行きのあるデザインを取り入れた高級感ある階段

高井 翔太

十勝毎日新聞社 編集局 医療・福祉グループ

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