専用機械で落花生を収穫する藤井さん(9日午前9時半ごろ)

芽室で落花生収穫ピーク さや数、大きさ「良」

 【芽室】芽室町で落花生の収穫がピークを迎えている。今季は昨年と同様、積算温度に恵まれ、さやの数、実の大きさともに非常に良いという。作業は残り2週間ほど続き、菓子や調理品用の原料として供給する。

 町内の農家11戸でつくる芽室町落花生生産組合(藤井信二組合長)は、8ヘクタールで約64トンの生産を見込む。機械による収穫作業は9月23日に始め、9日時点で7割ほどを終えた。

 藤井さんの畑では、9日午前6時ごろから作業を始め、専用の機械で焙煎(ばいせん)用の品種「ナカテユタカ」を土の中から次々と掘り出した。今年はゆで落花生用の「郷の香(さとのか)」と合わせ3ヘクタールを作付けた。その畑に来季はジャガイモを植える予定で、収穫後に残った落花生の茎や葉が緑肥となり、イモの生育にも良い効果が出るとみている。

 藤井さんは「6日の芽室落花生祭りには、去年より2割ほど多い約600人が来場した。落花生をきっかけに、さまざまな広がりができて楽しい」と話した。(佐藤匡聡)

芽室で落花生収穫ピーク

佐藤 匡聡

十勝毎日新聞社 編集局 経済・産業グループ

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