最盛期を迎えているデントコーンの収穫(19日午前11時ごろ、大樹町振別。伊東武史がドローンで撮影)

バリバリと豪快に デントコーン収穫が最盛期 収量増に期待

 【大樹】十勝管内で飼料用トウモロコシ(デントコーン)の収穫が最盛期を迎えている。大樹町では9月初旬から始まり、ハーベスターとトラックが広い畑を並走しながら、バリバリという音とともに豪快に刈り取っている。

 今年は霜や干ばつ、曇天と極端な天候に悩まされたものの、総じて積算温度の高さから収量増が見込まれる。酪農家は飼料価格の高止まりの中で、自給率アップに期待を寄せている。

 大樹町振別の角倉充彦さんの農場は12日に収穫を始めた。台風時の倒伏対策や収量増を狙ったマルチシート採用もあり、茎丈や実の太り具合など品質は良いという。ハーベスターやトラックの運転は近隣の田上雄一さん、大左古俊博さん、穀内隆志さん、木村達也さんと手分けして進めている。

 19日は午前9時に作業開始。牧場内のバンカーサイロまで10トントラック4台でピストン輸送し、午後7時ごろまで続ける。週末の雨予報をにらみながら21日の完了を目指している。

 角倉さんは「茎丈は4メートルほどあり実も大きいので、収量増のほか、栄養価の高い飼料が作れそう」と話していた。(佐藤匡聡)

バリバリと豪快に デントコーン収穫が最盛期 収量増に期待

佐藤 匡聡

十勝毎日新聞社 編集局 経済・産業グループ

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