【音更】北海道中小企業家同友会とかち支部農業経営部会(三浦尚史部会長)主催の第34回収穫感謝祭が25日、町内の十勝農協連家畜共進会場(アグリアリーナ)で開かれ、来場者は焼き肉や野菜、乳製品などの「十勝の味覚」を堪能。収穫の季節を喜んだ。
消費者に農業への理解を深めてもらうことを目的に毎年開催。会員の農場や企業が出店し、新鮮野菜や加工品を販売。「十勝食べ比べ3本勝負」と題し、ジャガイモとソフトクリーム、牛肉をそれぞれ数種類ずつ食べ比べるコーナーも人気を集めた。
取れたてのジャガイモとタマネギの詰め放題は、袋いっぱいに入れる来場者らで大にぎわい。名古屋から家族で来勝した荒川守さん(65)は「本州で野菜の詰め放題は見たことがない。さすが農業大国」と笑顔。「来年も、このイベントに合わせて、飛行機を取ろうかな」と話していた。
今年は「食育」の観点から、豆腐とピザの手作り体験ブースも設けられた。三浦部会長は「十勝の食の豊かさを体感してもらえたらうれしい」と話していた。(児玉未知佳)