高校野球の第106回全国選手権大会北北海道大会は23日の決勝(旭川スタルヒン球場)で白樺学園が5-2でクラーク国際(空知支部)を下し、9年ぶり4度目の甲子園出場を決めた。激闘を終えたナインは同日午後7時ごろ、学校に凱旋(がいせん)した。ナインは白い歯をこぼしながら、出迎えた生徒や教職員らと喜びを分け合った。
ナインや応援生徒らを乗せたバスは午後3時半ごろ球場を出発。学校に残った教職員は甲子園出場を祝う横断幕やポスターを貼り付け選手らの到着を待った。
教職員ら約60人が旗を持って校舎玄関前に並ぶ中、選手が乗ったバスが学校に入ると盛り上がりは最高潮に。バスを降りる選手たちへ「お疲れさま」「すごいよ」「よくやった」の声が飛んだ。
藤原悠楽主将が「この勝利は白樺高生全員でつかんだ勝利。感謝している。甲子園に行ってしっかり1勝できるよう練習していく。これからも野球部の応援をよろしくお願いします」とあいさつ。教員の割れるような大声の合図に合わせて万歳三唱した。
選手は同級生や教職員と言葉を交わしながらほっとした様子で笑顔をこぼし、一緒に写真を撮ったり、メダルを首に掛けてあげたりして喜びを分かち合った。
同校は24日午後、全校生徒らを集めて優勝報告会を開いた。(北村里沙)