広尾高校の生徒が書き上げた特殊詐欺啓発用の書道作品

書道パフォーマンスで特殊詐欺被害を防止 広尾高校書道部

 【広尾】広尾高校書道部の荒木理乃部長(2年)、小堀みなみ副部長(同)、顧問の青木杏佳教諭の3人は18日、広尾警察署で、特殊詐欺への注意を呼び掛ける書道パフォーマンスを行った。大筆を使い、力強く「撃退」の2文字を書き上げた。作品は同署ロビーに26日まで展示される。

 従来型の還付金詐欺のほか、最近はSNSを使った投資詐欺やロマンス詐欺が管内で頻発しており、幅広い層に注意を促そうと広尾署が企画。広尾高校の書道部に協力を依頼した。

 この日は広尾署の会議室に、縦1・5メートル横2・8メートルの模造紙を用意。兼平宜行署長、道警マスコット「ほくとくん」、広尾町のマスコット「さーたちゃん」が見守る中、3人は音楽に合わせて筆を走らせた。

 最後に「還付金、料金未納、SNS型投資-特殊詐欺、撃退」「甘い誘惑、信じちゃダメ!」と書いた作品を掲げて終了。荒木さんは「力強く書き上げることができた。この書を見た住民には、人の話をしっかり聞き、自分を信じて、だまされないよう気を付けてほしい」と述べた。

 兼平署長は「とても素晴らしい作品。被害防止につながることを期待」とし、荒木さん、小堀さんに感謝状を贈呈した。(能勢雄太郎)

書道パフォーマンスで特殊詐欺被害を防止 広尾高校書道部

能勢 雄太郎

十勝毎日新聞社 広尾支局

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