「ほめちぎる教習所」の認定を受けた帯広第一自動車学校の職員ら

道内初「ほめちぎる教習所」に認定 第一自動車学校

 「ほめてのばす教習所」をうたう帯広第一自動車学校(帯広市、内木真紀衣社長)が11日、道内で初めて「ほめちぎる教習所」に認定された。内木社長は、「『褒める』ことで運転の技術と知識が記憶に残り、それが安心安全な運転につながる。今後は期待を超える指導を目指したい」と話している。

 「ほめて-」は南部自動車学校(三重県、加藤光一社長)が提唱する取り組み。指導員の教習に対して9割以上の教習生が「満足」と回答するなどの審査基準を2カ月連続で達成すると「ほめちぎる-」に認定される。

 帯広第一自動車学校は他校と差別化を図って教習生を確保しようと、昨年10月から「ほめてのばす」教習に取り組んでいる。指導員から事務員まで社員の大半の34人が、心理学などの手法をベースにした「ほめる達人検定」の3級を保有。「教習中にただ褒めるだけでなく、試験前に緊張をほぐすメッセージカードを渡すなど、教習生との信頼関係も意識している」(同校)。同校が行ったアンケートでは、99%の教習生が「褒めてもらえて、やる気が上がった」と回答し、好評価を得ているという。

 3、4月に行ったアンケートで審査基準をクリア。11日に同校で認定式が行われ、南部自動車学校の加藤社長から認定証と認定バッジが贈られた。帯広第一自動車学校の澤田智治専務は「ベテランの職員が若い職員からアドバイスをもらうなど、校内の積極的な取り組みが認定につながった」とする。内木社長は「職員の努力がこのような形で認められ、感動している」と話した。(廣田佳那)

道内初「ほめちぎる教習所」に認定 第一自動車学校

廣田 佳那

十勝毎日新聞社 編集局 経済・産業グループ

広告

関連画像

関連動画