【本別】「第66回本別山渓つつじ祭り」(実行委、町観光協会主催)が28日午前10時から、義経の里本別公園で開かれた。好天のもと、町内外から多くの人が訪れ、満開のツツジを愛(め)でながら食やステージイベントなどを楽しんだ。
開幕の午前10時前には、気温が23・6度まで上がった。1万6000本のエゾムラサキツツジと2000本のエゾヤマザクラが鮮やかに咲く中、本別義経太鼓保存会が演奏。公園内を流れる川では、ニジマスの渓流釣りに挑戦する親子連れの姿も見られた。
約1000リットル入る大鍋で作る名物の「ジャンボ義経鍋」には行列ができ、地元産のタマネギや黒豆大豆を使ったみそ、豆腐入りの豚汁が提供された。本別町の農業荒井美代子さん(43)は家族や友人ら計5人で来場し、「毎年楽しみにしている。義経鍋も相変わらずおいしい」と話していた。
まちの名産品などをかたどったキーホルダーが入ったカプセルトイ「街ガチャ」の販売も人気だったほか、売れっ子DJでお笑い芸人の「DJ デッカチャン」のステージも盛り上がった。(北雅貴)