ゴールデンウイーク(GW)初日の27日、とかち帯広空港着の空の便は、首都圏からの帰省や観光地に向かう人らで混雑した。今年のGWは3連休、4連休となるため、空の便は分散化傾向も見られるが、札幌に向かうJRや都市間バスの予約は好調。昨年に比べ、道内間移動がやや増加傾向にある。
とかち帯広空港では、同日午前から東京(羽田)発の便に搭乗した人たちが、大きな荷物を抱えながら続々と到着。茨城県から母と妹と3人で訪れた江守旺介さん(13)は午前8時40分過ぎ、空港ロビーで出迎えた祖父と再会。「半年ぶり。ジンギスカンを食べるのが楽しみ」と喜んだ。
日本航空(JAL)とエア・ドゥによると、GW初日となる27日は、帯広発と最終日の羽田発の予約数は好調だが、28日以降については空席もある状況。北海道エアポート帯広空港事務所は、「今年は例年より利用が少なく感じる。連休が分散しているからかも」とする。
JR北海道によると、帯広発着の特急は、全般的に昨年よりも混雑。帯広発着の都市間バスは、27日と29日は満席の便もみられる。(児玉未知佳)