帯広柏葉高校(鈴木究校長)と帯広三条高校(合浦英則校長)がスポーツなどで競い合う「第65回三柏戦」が26日、帯広市内のよつ葉アリーナ十勝などで行われた。今年も三条高が勝利をつかみ、連勝を12に伸ばした。
今年は両校合わせて約1600人が参加。開会式では、前回優勝した三条高生徒会長の川原良佳さん(3年)が優勝旗を返還し、当番校の柏葉高生徒会長の壁谷捺生さん(3年)が「先輩方の思いがたくさん詰まった行事を楽しみましょう」とあいさつした。
両校の応援団やチアリーダー、吹奏楽部による熱いエール交換が行われ、選手宣誓では柏葉高3年の佐藤光さんが「11連敗してるの、なぁぜなぁぜ?」、三条高3年の鈴木誠弥さんが「柏葉が11連敗してるの、かわちい」と笑いを誘った。
生徒たちはよつ葉アリーナ十勝や柏葉高、帯広の森で、野球やサッカーなど14種目の部活動交流と、◯×クイズなど3種目の一般交流で競った。柏葉高の安達航輝さん(3年)は「競技はもちろん、その後に三条と話をしたり、交流ができて良かった」と3年間を振り返った。初参加だった三条高の篠田脩登さん(1年)は「両校の校歌や応援歌で盛り上がって楽しい」と話していた。
三柏戦は1957年、当時国道を挟んで三条高の斜め向かいにあった柏葉高生徒会が、「両校の親睦とスポーツ発展のために定期戦を行いたい」と提案してスタート。戦績は三条高30勝、柏葉高28勝。三条高が二つ勝ち越している。(細谷敦生)