koimusubi十勝の(左から)米澤さん、工藤代表、広瀬さん

すてきな「恋活」応援 市内女性3人「交流会」活動、マナーや会話スキル発揮

 十勝の男女の「恋活」を応援したいと、婚活事業に携わってきた帯広市内の女性3人が、十勝で男女の交流会やパーティーの企画立案・運営を担う「koimusubi十勝」(工藤美佐代表)を立ち上げて活動している。これまで帯広でイベントを2回開き、今年も8月に開催予定。工藤代表は「すてきなパートナーと出会い、幸せな人生を送ってもらいたい」と意気込む。(大海雪乃)


すてきな「恋活」応援 市内女性3人「交流会」活動


 メンバーは、市農業委員会の農業者結婚推進委員でマナー講師なども務める工藤代表、ラジオパーソナリティーの他に司会者として結婚式や婚活パーティーでの経験豊富な米澤愛さん、JAでの活動も含めて10年以上婚活事業に携わる川西地区の農業広瀬智美さん。

 市農業委員会での婚活イベントは居住地や職業、年齢が限られることから、参加者の幅を広げてイベントを開きたいと、事業を通じて知り合った3人が結集。昨年4月に活動を始めた。

 初めて主催した同8月の異業種婚活パーティーは帯広市内の「日本茶cafe茶淹香(ちゃいこう)」で開催し、お酒を好みの日本茶で割ってたしなんだ。今年2月の士幌町婚活推進事業実行委主催の「オトナの交流会」では士幌農業を知ってもらおうと、しほろ牛を使ったハンバーガーづくりなどの共同作業やゲームを企画。打ち解けやすい雰囲気づくりにこだわる。

 3人が目指すのは、それぞれの経験やスキル、人脈を生かした、参加者へのトータルコーディネート。イベント前は身だしなみや振る舞い、会話について、イベント後は連絡先を交換した人とのコミュニケーションなどをアドバイスすることで、一人ひとりが自信を持って積極的にアプローチできるようにサポートする。

 「結婚を絶対してほしいという感じではなく、まずは恋をしてほしい」(米澤さん)という思いから、婚活ではなく「恋活」という言葉を使う。工藤代表は「農業の後継者がパートナーと出会い、農業を続けてもらうことは十勝全体の活性化にもつながる。以前のように飲み会に行くことが減る中で、農業者以外にも出会いを提供していければ」と語る。

8月に市内で開催
 直近では8月9日に、市内で開催予定。行政や団体などが主催するイベントの企画・運営も担う。問い合わせは、フェイスブックまたはインスタグラムのDMで。

大海 雪乃

十勝毎日新聞社 札幌支社

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