帯広工業高校(中島泰彰校長)の部活動「工業技術部」の生徒ら17人は20日、帯広市内のイトーヨーカドー帯広店2階催事場で、「帯工わくわくフェス」を初開催した。多くの家族連れが訪れ、生徒が自作したロボットの操作体験や、古い電子基板を用いたキーホルダー作りをして楽しんだ。
工業技術部は昨年8月、道内の工業系高校などが競う「北海道高校ロボット競技大会」で優勝。そこで製作・出品したロボット「To勝(とかち)」を市民にお披露目し、機械工作への興味を持ってもらいたいと、「帯工わくわくフェス」を初めて企画した。
この日は「To勝」をコントローラーで操り、アームでペットボトルをつかんで指定の場所に運ぶ操作体験コーナーなどを設けた。上士幌小学校3年生の本迫元就さん(9)は、同部に所属している兄で1年生の翔剛さん(16)と一緒に「To勝」を操作。「将来は自分もロボットを作ってみたい」と笑顔だった。引率した同校の竹川勲教諭(51)は「次は夏ごろに屋外でイベントができたらいい」と話していた。(山田夏航)