ろうそくがともる手作りのランタンが並ぶ会場(須貝拓也撮影)

2000個の明かり「ピラ・リ」照らす 幕別つなぐランタン

 【幕別】幕別町民が作るランタン2000個が並ぶ「2024 MAKUBETSU TSUNAGU LANTERN(幕別つなぐランタン)」が24日、町内の明野ケ丘公園などを会場に開かれた。優しい明かりが同町のシンボル「ピラ・リ」を照らし出し、来場者は幻想的な雰囲気を楽しんだ。

 同実行委(坂口利久委員長)主催、4回目。同公園と幕別パークプラザの2会場で開催された。午後5時半からは同公園内で開会式が行われ、出席した飯田晴義町長は「冬も残りわずか。今日のランタンを楽しんで春に臨んでもらえれば」とあいさつ。飯田町長、坂口委員長と生徒30人がボランティアで運営に携わる幕別清陵高の川内路輝(みき)生徒会長=2年=が点灯式を行った。

 例年よりもピラ・リ内部にランタンを多く配置。来場者はランタン一つ一つ違うデザインにも注目しながら、ゆっくりと通路を歩いていた。

 午前中から会場設営に協力した上田さくらさん=同高1年=は「手がとても冷たかったが、これほどきれいな光景を見られたのでよかった」と笑顔。坂口委員長は「幕別のイベントとして定着してきた」と手応えを口にしていた。(近藤周)

2000個の明かり「ピラ・リ」照らす 幕別つなぐランタン

近藤 周

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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