太陽に照らされたスノーアートを鑑賞する来場者

雪原アート、晴天の下でくっきり スノーアートヴィレッジなかさつない2024

 雪原に足跡で描いた造形を楽しむイベント「スノーアートヴィレッジなかさつない2024」が11日、中札内村の中札内文化創造センター周辺特設会場で開かれた。晴天の下、太陽の光に照らされたアートがくっきりと出現。午前中から家族連れなどが訪れ、冬ならではの体験を楽しんだ。

 中札内村観光協会主催。村在住のスノーアーティスト梶山智大さん(38)=AOILO代表=が地域おこし協力隊員だった頃に企画し、2020年に始めた。今年のテーマは「日高山脈」。山の稜線(りょうせん)や畑のパッチワークをイメージしながら、4日間、約5万歩かけて作品を完成させた。

 作品はやぐらから鑑賞できるようになっており、帯広市から家族3人で訪れた神保英章さん(32)は「とてもきれい。足跡で作ったとは思えない」と話していた。

 会場ではスノーラフトやスノーシューなどの雪上アクティビティーに加え、熱気球や、ポニーの馬そり体験なども実施。スノーアート作品のパネル展示や冬の日高山脈をVR(バーチャルリアリティー)で体験する屋内イベントもあり、村内外からの来場者でにぎわった。(児玉未知佳)

雪原アート、晴天の下でくっきり スノーアートヴィレッジなかさつない2024

児玉 未知佳

十勝毎日新聞社 編集局 経済・産業グループ

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