人工降雪機を稼働させ、今季のオープンを目指すぬかびら源泉郷スキー場(11月30日、金野和彦撮影)

夜空に舞う人工雪 ぬかびらスキー場、準備着々

 【上士幌】本格的な冬が到来し、上士幌町のぬかびら源泉郷スキー場では、人工降雪機を使った人工雪作りが行われている。散布された人工雪がゲレンデを白く染め、24日に予定するオープンに向けて急ピッチで整備が進んでいる。

 11月15日から作業が始まり、3人のスタッフが夜通しで管理に当たっている。同30日は午後5時半から本格的に作業を開始し、6台あるうち4台の降雪機を稼働。合宿の練習用に使うワイドコースから始め、他のコースも順次整備する。

 人工降雪機は、ノズル部分から勢いよく飛び出した粒子状の水が空気中で凍り、雪になって地上に積もる。スタッフが気象状況や風向きを計算しながら定期的に水量、噴き出しの向きを調整。「シャー」という大きな音とともに吹き出し、照明に照らされた雪が空に舞い上がった。

 ゲレンデ環境が整い次第、道内外の大学生や高校生らのスキー合宿を受け入れる。同スキー場のスタッフは「いい状態でオープンを迎えたい」と話している。

 管内ではサホロリゾートスキー場(新得町狩勝高原)が3、4日のオープンを予定している。(大健太郎)

夜空に舞う人工雪 ぬかびらスキー場、準備着々

大 健太郎

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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