降下して雲を抜けると、襟裳岬(左端)から連なる山々を一望できた

迫力の山並み眼下に 十勝・日高山脈観光連携協が遊覧飛行

 国立公園化を控える日高山脈襟裳国定公園をチャーター便で遊覧飛行するツアーが22日、とかち帯広空港発着で行われた。午前と午後の2便で計52人が搭乗し、雄大に連なる日高山脈を上空から眺めた。

 同国定公園の観光振興策の一つとして十勝・日高山脈観光連携協議会が主催し、日本旅行帯広支店が企画・運営。日本航空グループの北海道エアシステムが新調し、この日が乗客を乗せての初フライトとなったプロペラ機「ATR42-600」を使用した。

 離陸後、清水町上空で旋回して日高山脈に沿って南下。再び旋回し、襟裳岬を左手に眺めながら帰路に就いた。定期便より低い高度2400~3000メートルほどを飛行。雲が多く見づらい場面もあったが、日高管内様似町から訪れた児玉麻奈未さん(48)、周太郎さん(12)親子は「普段眺めている日高山脈だが、上空からの景色は新鮮。迫力があった」と満足していた。

 協議会事務局を務める芽室町魅力創造課魅力発信係の栗城広賢主事は「普段とは違う位置から眺めることで、日高山脈への関心を深めてもらえたら」と話した。(吉原慧)

迫力の山並み眼下に 十勝・日高山脈観光連携協が遊覧飛行

吉原 慧

十勝毎日新聞社 編集局 町村・支局グループ

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